映画「最後の忠臣蔵」
師走と言えば忠臣蔵のシーズンですが、先日映画「最後の忠臣蔵」を鑑賞してきた。
吉良邸討ち入りの前夜逐電し、仲間から卑怯者と非難された孫左衛門が、古物商に身をやつしながら、京都の郊外に身を潜めて大石内蔵助の遺児の姫「可音」を育て上げ、豪商「茶屋」に嫁がせた後、赤穂浪士の17回忌法要の日に自刃すると言う筋書きだが、これは史実なのだろうか?
また5万3000石、藩士300人の赤穂藩のお家取り潰しといえば、中小企業の倒産みたいなものだが、吉良邸討ち入りに参加した四十七士以外の藩士たちの主たる再就職先の多くが京都の公家侍だったというのも、この映画を見るまで知らなかった。
身分は低いが武士道の理想とされた忠義を密かに践行する主人公「孫左衛門」の気高い姿はみる者の魂を震わせる。役所宏司が孫左衛門を好演している。
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