謹賀新年
新年明けまして
おめでとうございます。
昨年11月末に「古来稀な」年齢に達し、4人の孫達が鳴り物入りで祝ってくれました。目出度いのか、目出度くないのか、複雑な心境ではあります。
折りしも100年に一度とも表現される世界大不況に遭遇していますが、嘗て1929年の世界大恐慌の際、高橋是清蔵相の積極財政で逸早く不況から脱し、「世界不況の海に浮かぶ好況の島」と言われた故事に倣い、我が国の一日も早い景気回復が望まれます。ケインズの経済学によると、「所得と富の大幅な不平等は消費性向を低下させる。需要不足=失業問題=不況、の原因の一つは所得配分の不平等にある」と書かれています。今こそ新自由主義と訣別し、民主社会主義的施策の復権が望まれるのではないでしょうか? 二二六事件で暗殺された是清の死の床に、出版されたばかりのケインズの「一般理論」が血染めになって、発見されたと言う伝説などを思い出しております。
ケインズと言えば、不況対策として無駄な公共投資(財政出動)の提唱者として一面的のみが注目されいますが、上記のような民主社会主義的な政策も提唱していたことを思い起こすべきでしょう。
本年もよろしくお願いします。
平成21年元旦
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