同窓会で海外クルーズは奇跡?
今年の6月25日から12日間の日程でJ3会と称する同窓会(語学のクラス―どこの学校かは想像に任せる)が夫婦同伴でMSCアルモニアなる豪華客船の最上級のキャビンに乗船しヴェネチアを出帆、アドリア海、エーゲ海を巡ってベネチアに戻り、ベネチアに2泊して、1000年の歴史を誇る「海の都」を心行くまで探訪することになった。
6/25成田発、6/26ベニスで乗船、6/27バーリ入港、6/28コルフ入港、6/29サントリーニ入港、6/30アテネ入港
7/1カタコロン入港、7/2ドブロブニク入港、7/3ベニス帰港、7/4ベニス滞在、7/5ミラノ経由帰国の途に、7/6成田
「これって何処かおかしいいよ」と言う見方と、「奇跡だ」と言う見方がある。どちらが正しいのか自己満足でも、自虐史観でもない一般の方々のご意見を伺いたい。
この企画には長い歴史がある。クラスメートの中にJALに勤めていたのがいて、営業政策の為もあってか、「そろそろいい年になってきたのだから、これからは夫婦で大いに海外旅行などを楽しむべきだ」 と言い始めた。
最初に「夫婦同伴で台北に来ないか」とのお誘いが、当時台北の副支店長をしていた件のJAL氏から発せられたのは多分平均年齢が40台最後か、50歳台の初頭だったのだろう。「職務上3~4日も仕事を休むわけにはいかない。第一その時に最重要顧客の葬式でもあったらどうするのか?」と言う仕事人間そのままの極めてまじめな反対から、「夫婦同伴で行くということは、まるでレストランに弁当を持っていくようなものだ」との不穏当な反論もあって、たちまち没になってしまった。
それから、数年経ってほぼ皆が第一の職場を定年退職になる頃に再度JAL氏からその話が持ち出された時には雰囲気が一変していた。「それも良いなー」と衆議一決。初めての台湾旅行に夫婦で飛び立つことになった。その後味をしめた女房どもの支持もあって、ほぼ2年毎に台北、韓国、南台湾、ハワイ、チェンマイ―バンコク―アンコールワットと回を重ねてきた。
今回のクルーズはその集大成とも言えるイベントであるが、本来はあるツアーの時の夜の宴会で酔った勢いで「2005年頃には皆完全退職しているだろうから、その時のために蓄財に励み、夫婦で世界一周クルーズに行こうではないか」と無謀な決議をしたらしい。しかし現実は未だ現役で働いているのもいるし、先立つものの関係もあって、12日間のアドリア海・エーゲ海クルーズに矮小化してしまった。
最初は19人参加と言っていたものが、途中脱船者が出て、15人に縮小してしまったが、とにかく長丁場の大衆討議を経て、日程が決まり、とにかく冒険航海乗り出せる運びとなった。
先ずは「目出度し、めでたし」と言えそうだが、これって異常なのだろうか?それとも奇跡なのだろうか?
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